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カテゴリ: Windows Azure

azureのwebサイト上にPHPや.netで作成されたアプリを公開する場合、様々なツールを用意する必要があります。
また、1個ツールをインストールするだけにも、このツールも入れなければならない! とか面倒なことが多いので一苦労です。
そんな、手間を一気に省いてくれるMS謹製のツールがあります。 
それがWeb Platform Installer(以下、WPI)です。

Download the Microsoft Web Platform
http://www.microsoft.com/web/downloads/platform.aspx

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 こちらからWPIをダウンロードしてきます。

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WPIを開くとSQL ServerやIISなどのコンポーネントの一覧が表示されます。
右側の追加ボタンでインストールを行なえます。
すでにインストール済みのツールは「インストール済み」と表示されます。

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製品のカテゴリごとに分類されていてわかりやすいです。
また検索バーもあるので、希望のツールを素早く見つけることが出来ます。

インストールしたいツールを選択し終わったらインストールボタンを押します。
依存関係にあるツールも一緒に選んでインストールしてくれます。

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 SQLServerをインストールに選択した場合、インストール途中で設定画面がインストールされました。

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前提条件を確認します。

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ダウンロード、インストール中の画面です。 

作成した仮想ネットワークと仮想マシンを紐付けてみましょう。
通常通り新規に仮想マシンをギャラリーから作成します。

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 「仮想マシンの構成」画面の「地域/アフィニティ/仮想ネットワーク」から作成した仮想ネットワークを選択します。

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サブネットもこちらの画面で選択します。

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割り当てた仮想マシンは仮想ネットワークのダッシュボードから確認することが出来ます。
同じように割り当てられたIPアドレスも確認することが出来ます。

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なお、2台目以降の仮想マシンを割り当てた場合、IPアドレスは順々に割り振られていくようです。

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 仮想マシンでipconfigを実行した結果です。

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同じ仮想ネットワークに属する仮想マシンはお互いに通信することが出来ます。
(request timed outになっているのはファイアウォールを有効にしていたためです。)

今日はazure上に仮想ネットワークを新規に作成してみます。
仮想ネットワークに仮想マシンを割り当てることで、内部IPを利用することが出来ます。
仮想マシン同士は内部IPを利用して通信します。
 
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azure管理ポータルで新規ボタンをクリックします。

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「ネットワークサービス」→「仮想ネットワーク」→「カスタム作成」を選択します。

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仮想ネットワーク名、アフィニティグループを設定します。
同じアフィニティグループは物理的にも近いのでパフォーマンスの向上につながります。

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 DNSサーバーの設定、VPNの設定を行ないます。
どちらも省略は可能です。

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仮想マシンに割り当てるアドレスの範囲を指定します。

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開始IPとネットワークマスクで割り当てるアドレスの範囲を指定します。
また、サブネットでアドレスの範囲を細分化することも可能です。

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仮想ネットワークが作成されました。
もちろん複数作成することも可能です。

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ダッシュボードから仮想ネットワークの概要を確認することが出来ます。
リソース欄には紐付いている仮想マシンが表示されます。

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またDNSサーバーの設定や割り当てるアドレスの範囲(アドレス空間)の設定は後で変更することも可能です。

次回は作成した仮想ネットワークに仮想マシンを追加してみます。 

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仮想マシンのダッシュボートでは以下の項目のパフォーマンス値を確認することが出来ます。

・CPU使用率
・Disk IO
・Network IO

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また仮想マシンのWebエンドポイントのパフォーマンスを監視することも出来ます。
各拠点(米、アジア、ヨーロッパetc)から該当のWebサイトにアクセスした際のレスポンスタイムが表示されます。

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仮想マシン上で構築したWebサイトのURLとアクセス元の地域を選択します。
地域は複数選択することも可能です。

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複数のWebサイトを監視することも可能です。

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パフォーマンス監視結果の画面です。
5分毎にWebサイトにアクセスして、その応答時間を表示します。

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また、各監視項目に対して閾値を設定することも可能です。

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例えばWebサイトの応答時間に閾値を設定してみました。
閾値を超えた場合、指定したメールアドレスにメールを送信することが可能です。

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Webサイトの応答時間に閾値を設定した後の画面です。
敷地はこちらのダッシュボードから各監視項目をクリックすることで設定が行なえます。 

azure上の仮想マシンへの接続はエンドポイント経由で行ないます。
エンドポイントには特定のポートが割り当てられるのでファイアウォールでポートを開放するような感覚です。
また、ポートにはパブリックポートとプライベートポートがあり、仮想マシンにパブリックポートで接続すると内部的はプライベートポートに変換されます。

今回はエンドポイントの追加を行なってみます。
デフォルトでは5986(PowerShell)と57150(RDP)のエンドポイントが存在しています。

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管理ポータルの仮想マシン画面から「エンドポイント」を選択します。

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エンドポイントの一覧が表示されます。
下部の追加ボタンで新しいエンドポイントを追加します。

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 ウィザード形式の画面が開きます。
エンドポイントを新規作成する場合は「スタンドアロンエンドポイントの追加」を選択します。
既に負荷分散のセットを作成している場合は下を選択します。

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エンドポイントに割り当てるポートを指定します。
また、負荷分散セットを作成する場合は「負荷分散セットの作成」にチェックを入れます。
ここで作成した負荷分散セットに他の仮想マシンのエンドポイントを参加させると、それらの仮想マシン同士で負荷分散を行ないます。

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「負荷分散セットの追加」にチェックを入れた場合、ここで負荷分散セットの名前を指定します。
プローブの設定では仮想マシンの応答を指定した秒数の間隔で指定した回数確認します。
応答がなかった場合は負荷分散のセットから外します。

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エンドポイントが追加されました。
ここで作成した負荷分散セットは同一クラウドサービスの仮想マシンで使用できます。 

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