SYSVOLはActiveDirectory環境ではグループポリシー設定などの重要な情報を保管するフォルダです。
Windows server2003まではFRS(ファイルレプリケーションサービス)という機能によりレプリケーションされていましたが、Windows Server 2008からはDFSR(ファイル分散レプリケーションサービス)という機能によりレプリケーションすることができます。

DFSRを利用することで・・・
・差分だけがレプリケーションされる
・変更が即座にレプリケーションされる
という利点があります。

ドメインの機能レベルをADインストール時から「Windows Server 2008」以降にした場合は、自動的にDFSR機能が利用されますが、「Windows Server 2003」 にした場合は、ドメイン機能レベルを上げた後に手動でDFSR機能に切り替える必要があります。
AD_000158
AD_000159
AD_000160

まずはドメインの機能レベルを2008以降に上げます。

C:\Users\Administrator.AD1.001>dfsrmig /CreateGlobalObjects

DFSR の現在のグローバル状態: '開始'
成功しました。

dfsrmigコマンドを実行し、DFSRのオブジェクトの保存先を作成します。

C:\Users\Administrator.AD1.001>dfsrmig /SetGlobalState 1

DFSR の現在のグローバル状態: '開始'
新しい DFSR のグローバル状態: '準備完了'

'準備完了' 状態に移行します。DFSR サービスによって
SYSVOL が SYSVOL_DFSR フォルダーにコピーされ
ます。

いずれかの DC で移行を開始できない場合は、手動ポーリングを試行してください。
または、/CreateGlobalObjects オプションを指定して実行してください。
移行は 15 分から 1 時間までの任意の時点で開始できます。
成功しました。
 
AD_000161
 
 WindowsフォルダにSYSVOL_DFSRフォルダを作成し、SYSVOLフォルダの内容をコピーしています。

C:\Users\Administrator.AD1.001>dfsrmig /SetGlobalState 2

DFSR の現在のグローバル状態: '準備完了'
新しい DFSR のグローバル状態: 'リダイレクト済み'

'リダイレクト済み' 状態に移行します。SYSVOL 共有が、
DFSR を使用してレプリケートされた SYSVOL_DFSR
フォルダーに変更されます。

成功しました。
 
SYSVOL共有がSYSVOL_DFSRを利用するように変更しています。

C:\Users\Administrator.AD1.001>dfsrmig /SetGlobalState 3

DFSR の現在のグローバル状態: 'リダイレクト済み'
新しい DFSR のグローバル状態: '削除済み'

'削除済み' 状態に移行します。このステップを元に戻すことは
できません。

いずれかの RODC が長時間にわたって '削除済み' 状態になって
いる場合は、/DeleteRoNtfrsMembers オプションを指定して実行してください。
成功しました。

古いSYSVOLフォルダを削除しています。

C:\Users\Administrator.AD1.001>dfsrmig /GetMigrationState

すべてのドメイン コントローラーがグローバル状態 ('削除済み') に移行しました。
移行状態が、すべてのドメイン コントローラー上で整合性のとれた状態になりました。
成功しました。

/GetMigrationStateで「すべてのドメインコントローラーがグローバル状態('削除済み')に移行しました。」と表示されたらFRSからDFSRへの切り替えが完了です。