オラクる。

oracle専門ブログにしてみようかな~っと

2014年02月

今回は構成したWDSサーバにイメージを追加します。
イメージには2種類あり、ブートイメージとインストールイメージの2種類になります。
ブートイメージはコンピューターの初回起動時に読み込まれるイメージで、インストールイメージをWDSサーバから読み込む役割を持っています。
ブートイメージ、インストールイメージともにOSのインストールメディアに同梱しています。

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まずはブートイメージの追加です。
WDSの管理コンソールから、右ペインの「ブートイメージ」を右クリックして「ブートイメージの追加」を選択します。

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 イメージの追加ウィザードが起動します。

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ブートイメージはOSメディアのsourceフォルダにboot.winという名前で存在しています。

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イメージの名前、説明を入力します。

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要約を確認し、「次へ」をクリックすると、イメージの追加が開始されます。

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追加中・・・

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追加されました。
完了ボタンをクリックして、ウィザードを終了させます。

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ブートイメージが追加されているのが確認できました。

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続いてインストールイメージを追加します。
「インストールイメージ」を右クリックして、「インストールイメージの追加」を選択します。

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イメージの追加ウィザードが起動します。
インストールイメージはグループ分けすることが可能です。
 
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インストールイメージの場所を指定します。

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インストールイメージはブートイメージと同様にOSのインストールメディアのsourceフォルダに存在しています。

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追加するインストールイメージを選択します。
例えばWindows Server 2012のinsall.wimにはstandard,datacenter,それぞれのservercoreの4種類が含まれています。

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概要を確認します。
「次へ」ボタンをクリックすることでイメージの追加が始まります。

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 イメージの追加中です。

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イメージの追加が完了しました。

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管理コンソールからもインストールイメージが追加されたことが確認できます。 

今日はインストールしたWDSの構成を行ないます。
構成を行なって初めてWDSとして機能します。

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サーバーマネージャーから「ツール」→「Windows 展開サービス」を選択します。

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管理コンソールが起動するので、サーバー名で右クリックして「サーバーの構成」を選択します。

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構成ウィザードが起動します。
まずはWDSを構成する前に確認すべき要件が表示されます。

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WDSをADと統合するか、スタンドアロンとして起動するかを選択します。
一般的に、ドメイン環境の場合は「ADと統合する」を、WORKGROUP環境の場合は「スタンドアロン」を選択します。

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インストールイメージを保管する場所を選択します。

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Cドライブに保管することも可能ですが、警告が出力されます。

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C以外のドライブが推奨されますが・・・

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ルートを保管場所に指定することは出来ません。

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Cドライブ以外のドライブで保管場所のフォルダを作って、そこに保管することにします。 

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クライアントに応答するか、しないかを選択します。
まだ設定が完了していないので、「クライアントに応答しない」を選択します。
設定が完了してから「クライアントに応答」するようにします。

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構成中です。

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構成が完了しました。
必要ならば、「今すぐイメージを~」のチェックを外します。 

Windows 展開サービス(WDS)はネットワーク上のコンピューターにWindowsイメージを転送し、インストールするサービスです。
自動的にインストールを行なうことが出来るので、多数のコンピューターに対して一斉にOSのインストールを行なうことが可能です。

WDSを利用するためには、以下の役割を持ったサーバが必要です。

・AD
・DHCP
・DNS

それぞれのサーバはWDSと同居していても問題ありません。

では、WDSをインストールしてみましょう。 

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「役割と機能の追加」ウィザードの役割の画面で「Windows展開サービス」を選択します。

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管理ツールも一緒にインストールされます。

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WDSの注意事項を確認します。

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WDSの役割を選択すると、「トランスポートサーバー」と「展開サーバ」がインストールされます。
トランスポートサーバーは中核的なサーバで、展開サーバはそれを拡張したものです。
通常は両方インストールします。

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インストールされる機能、役割を確認します。
問題なければインストールボタンをクリックしてインストールを開始します。 

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インストールが完了しました。

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管理画面はサーバーマネージャーのツールから「Windows展開サービス」を選択して起動します。

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次回以降、設定を行なっていきます。 

Windows Server backup機能を利用してシステム全体のバックアップを取得し、取得したバックアップよりシステムを復元することが出来ます。
今回はシステムバックアップを利用したシステムの復元を確認してみます。

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Windows ServerのインストールCDからブートし、最初の画面で「コンピューターを修復する」をクリックします。

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オプションの選択画面が表示されます。
「トラブルシューティング」をクリックします。

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詳細オプション画面で「イメージでシステムを回復」をクリックします。

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目的のオペレーティングシステムをクリックします。
今回はWindows Server 2012です。

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利用するバックアップイメージを選択します。
最新のシステムバックアップイメージを利用したい場合は「利用可能なシステムイメージの~」を選択します。
バックアップイメージを選択したい場合は「システムイメージを選択する」を選択します。

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システムバックアップイメージの保管先を選択します。

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詳細設定ボタンをクリックすると、ネットワーク上のシステムイメージを検索したり、ドライバーをインストールしたりが出来ます。

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利用するイメージバックアップを選択します。

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復元する方法を選択します。
システムを完全に復元したい場合は「ディスクをフォーマットしてパーティションに再分割する」を選択します。
既存のデータは全て削除されます。

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詳細設定ボタンをクリックすると、リストア完了後に自動的に再起動するか、チェックディスクを実施するかを選択することが出来ます。

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復元の内容を確認して、完了ボタンをクリックします。
復元が開始されます。

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復元中・・・

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復元が完了しました。
自動的に再起動されます。 

Windows Server バックアップで取得したバックアップをリストアしてみます。

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試しにファイルを削除してみて、それがバックアップからリストア出来るかを確認してみます。

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Windows Serverバックアップの管理コンソールを開き、右ペインの「回復」をクリックします。

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リストアウィザードが起動します。
バックアップが保管されている場所を選択します。(ローカルかリモートか)

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どの日付のバックアップをリストアするかを選択します。
カレンダーから太字の日付を選択します。

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リストア対象を選択します。
今回はファイル単位のリストアなので「ファイルおよびフォルダー」を選択します。

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回復する項目を選択します。
左でフォルダを選択し、右でファイルを選択します。

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オプションを選択します。
回復先、バックアップ先にリストア項目が存在していた場合の処理、ACLもリストアするかを選択します。

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 設定を確認して「回復」ボタンをクリックします。

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リストア中・・・

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リストアが完了しました。

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ちゃんと削除したファイルが復元されています。 

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