Windows Server 2008R2から登場したActive Directoryのゴミ箱機能を利用してみました。
これを使うことで、ADから削除したオブジェクトを復元することが出来ます。
なお、フォレストレベル、ドメインレベル、ともにWindows Server2008R2以上である必要があります。
・機能の有効化
1.スタートメニューから「管理ツール」→「Windows PowerShell用のActive Directoryモジュール」を選択します。

2.PowerShellのコマンドラインから以下のコマンドを入力し、機能を有効化します。
3.ログオフして、再度ログインします。
・復元の手順
1.試しにユーザオブジェクトを削除してみます。

2.PowerShellのコマンドラインから以下のコマンドを入力し、削除したオブジェクトが表示されていることを確認します。
3.Restore-ADObjectコマンドでオブジェクトを復元します。
4.削除されたオブジェクトが復元されたことを確認します。

コマンドベースなので、ちょっと面倒くさい・・・
通常のゴミ箱感覚で気軽に操作できたらいいですね
これを使うことで、ADから削除したオブジェクトを復元することが出来ます。
なお、フォレストレベル、ドメインレベル、ともにWindows Server2008R2以上である必要があります。
・機能の有効化
1.スタートメニューから「管理ツール」→「Windows PowerShell用のActive Directoryモジュール」を選択します。

2.PowerShellのコマンドラインから以下のコマンドを入力し、機能を有効化します。
PS C:\Users\Administrator.AD1.001> Enable-ADOptionalFeature -Identity 'Recycle B
in Feature' -Scope ForestOrConfigurationSet -Target '<ドメイン名>'
警告: 'CN=Partitions,CN=Configuration,DC=contoso,DC=com' で 'Recycle Bin
Feature'
を有効にすると、元に戻せません。続行すると、'CN=Partitions,CN=Configuration,DC=
contoso,DC=com' で 'Recycle Bin Feature' を無効にすることはできなくなります。
確認
この操作を実行しますか?
対象 "Recycle Bin Feature" に対して操作 "Enable" を実行しています。
[Y] はい(Y) [A] すべて続行(A) [N] いいえ(N) [L] すべて無視(L) [S] 中断(S)
[?] ヘルプ(既定値は "Y"): 3.ログオフして、再度ログインします。
・復元の手順
1.試しにユーザオブジェクトを削除してみます。

2.PowerShellのコマンドラインから以下のコマンドを入力し、削除したオブジェクトが表示されていることを確認します。
PS C:\Users\Administrator.AD1.001> Get-ADObject -LDAPFilter "(Name=*)" -SearchBase "cn=Deleted Objects,DC=contoso,DC=com" -IncludeDeletedObjects
Deleted : True
DistinguishedName : CN=Deleted Objects,DC=contoso,DC=com
Name : Deleted Objects
ObjectClass : container
ObjectGUID : 8d225e99-4c4e-433a-afc7-aaea91fd1c64
Deleted : True
DistinguishedName : CN=user4\0ADEL:80bfd4bd-ff7b-470c-adc7-428166c82a4d,CN=Dele
ted Objects,DC=contoso,DC=com
Name : user4
DEL:80bfd4bd-ff7b-470c-adc7-428166c82a4d
ObjectClass : user
ObjectGUID : 80bfd4bd-ff7b-470c-adc7-428166c82a4d
3.Restore-ADObjectコマンドでオブジェクトを復元します。
PS C:\Users\Administrator.AD1.001> Get-ADObject -Filter {displayName -eq "user4"} -IncludeDeletedObjects | Restore-ADObject
4.削除されたオブジェクトが復元されたことを確認します。

コマンドベースなので、ちょっと面倒くさい・・・
通常のゴミ箱感覚で気軽に操作できたらいいですね