フォルダーリダイレクト機能を利用するとユーザーのドキュメントやお気に入りをローカルディスクではなく、共有フォルダに配置することが出来ます。
そうすることによって、あるユーザーが違うコンピュータにサインインしても同じドキュメントやお気に入りを見ることが出来ます。
利用する仮想マシンが変わるかもしれない仮想デスクトップ環境では有用な機能です。

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フォルダーリダイレクト機能はGPOで制御します。
フォルダーリダイレクト機能を利用したいOUに設定されているGPOを編集します。

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GPOの編集画面から「ユーザーの構成」→「ポリシー」→「Windowsの設定」→「フォルダーリダイレクト」を開きます。
フォルダーリダイレクトの設定が可能なフォルダ名の一覧が表示されています。

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フォルダーリダイレクトを行ないたいフォルダを右クリックして、プロパティを選択します。

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 プロパティが開くので、「対象のフォルダーの場所」で「ルートパスの下に各ユーザーのフォルダを作成する」を選択します。
ルートパスとして共有フォルダをUNCパスで作成します。

このように設定することによって、設定した共有フォルダに各ユーザーのフォルダが作成され、 そこにフォルダーリダイレクトされたデーターが配置されます。