Internet Explore 11の自動インストールが1月の第2週から開始されました。
これはWindows Update時に、いつものhotfixと一緒にIE11がインストールされることを意味します。
気づいたらie11になっていた!ということもありえます。

2014 年 1 月第 2 週目から順次、Windows 7 向けInternet Explorer 11 の自動アップグレードを開始します - Internet Explorer ブログ (日本語版) - Site Home - MSDN Blogs

マイクロソフトいわく、IE11を導入することでブラウジング速度が30%アップ!セキュリティ向上!とのことですが、互換性に問題があり、WEBを利用した業務アプリケーションが動かなくなるという可能性もあります。
その問題となりそうな重要な変更の1つがユーザーエージェントの変更です。
IE10まではユーザーエージェントに「MSIE」という文字列が入っていました。
WEBを利用した業務アプリケーションは、その「MSIE」という文字列を見て、ユーザーが利用しているブラウザがIEだと判断していたのです。

例:IE10の場合
Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 10.0; Windows NT 6.1; Trident/6.0) 

しかし、IE11からユーザーエージェントから「MSIE」という文字列を省いてしまいました。

Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; WOW64; Trident/7.0; Touch; rv:11.0) like Gecko 

その変更によって、「MSIE」という文字列でユーザーのブラウザを判断していた業務アプリケーションは大変!
IE11の利用しているユーザーのブラウザをIEだと判別できなくなってしまったのです。
それによって、IEを利用している場合でも、「IEを利用して下さい」という見当外れなメッセージが表示されてしまう自体になってしまいました。

userAgent一覧/ユーザーエージェント一覧
ユーザー エージェント文字列の変更 (Windows)

業務アプリケーション側でIE11を判別できるようにプログラムを修正する必要があります。
ただ、業務アプリケーションが修正されるまでの間は、以下のような対策をユーザー側で行なう必要があります。

・IE11の自動インストールブロック
・(インストールされてしまった場合)IE11のアンインストール

これらの方法については次回・・・