オラクる。

oracle専門ブログにしてみようかな~っと

2015年04月

rmanでバックアップ時にCOMPRESSEDパラメーターを付与することで圧縮バックアップを取得することが可能です。
デフォルトで圧縮アルゴリズムはbzip2が利用されます。
効果を測定してみました。

RMAN> BACKUP AS BACKUPSET DATABASE;

(中略)

チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-30)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-30)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_30/o1_mf_nnndf_TAG20150430T003659_bn1ynwkz_.bkp タグ=TAG20150430T003659 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:25
backupが完了しました(完了時間: 15-04-30)

(中略)

-rw-r----- 1 oracle oinstall 1.3G  4月 30 00:37 2015 o1_mf_nnndf_TAG20150430T003659_bn1ynwkz_.bkp

圧縮なしの場合、バックアップ時間は25秒でサイズは1.3Gです。

RMAN> BACKUP AS COMPRESSED BACKUPSET DATABASE;

(中略)

チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-30)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-30)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_30/o1_mf_nnndf_TAG20150430T003902_bn1yrq7m_.bkp タグ=TAG20150430T003902 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:55
backupが完了しました(完了時間: 15-04-30)

(中略)

-rw-r----- 1 oracle oinstall 312M  4月 30 00:39 2015 o1_mf_nnndf_TAG20150430T003902_bn1yrq7m_.bkp


圧縮あり(bzip2)の場合、バックアップ時間は55秒でサイズは312Mです。
当たり前ですが、時間はかかりましたが圧縮の効果がありました。
また、CPU負荷は圧縮なしの場合より上がります。

RMAN> CONFIGURE COMPRESSION ALGORITHM 'MEDIUM';

新しいRMAN構成パラメータ:
CONFIGURE COMPRESSION ALGORITHM 'MEDIUM' AS OF RELEASE 'DEFAULT' OPTIMIZE FOR LOAD TRUE;
新しいRMAN構成パラメータが格納できました
リカバリ・カタログの完全再同期を開始しています
完全再同期が完了しました


ZLIBアルゴリズムを利用することも可能です。
その場合、永続設定のCOMPRESSION ALGORITHMをMEDIUMに設定します。

RMAN> BACKUP AS COMPRESSED BACKUPSET DATABASE;

(中略)

チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-30)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-30)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_30/o1_mf_nnndf_TAG20150430T004616_bn1z69bk_.bkp タグ=TAG20150430T004616 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:35
backupが完了しました(完了時間: 15-04-30)

(中略)

-rw-r----- 1 oracle oinstall 331M  4月 30 00:46 2015 o1_mf_nnndf_TAG20150430T004616_bn1z69bk_.bkp


効果を測定すると、zlibの場合、バックアップ時間は35秒でサイズは331Mになりました。
圧縮率は低くなりましたが、バックアップ時間は短くなりました。

ORACLE 11gからひとつのファイルを複数のピースに分割してバックアップを行なう「マルチセクションバックアップ」という機能が追加されました。
この機能を利用することで、複数のチャネルを利用してバックアップを行なうことができるので、バックアップの時間を短縮することが出来ます。
ただし、バックアップセットを取得しているときのみに、この機能を利用することが出来ます。

SQL> SHOW PARAMETER compatible;

NAME                                 TYPE                              VALUE
------------------------------------ --------------------------------- ------------------------------
compatible                           string                            11.2.0.0.0


11gからの新機能なのでcompatible初期化パラメーターが11以降であることを確認します。

RMAN> BACKUP TABLESPACE users;

backupが開始されました(開始時間: 15-04-28)
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: フル・データファイル・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル・ファイル番号=00004 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/users01.dbf
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-28)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-28)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_28/o1_mf_nnndf_TAG20150428T002927_bmwogrjy_.bkp タグ=TAG20150428T002927 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01
backupが完了しました(完了時間: 15-04-28)

Control File and SPFILE Autobackupが開始されました(開始時間: 15-04-28)
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/autobackup/2015_04_28/o1_mf_s_878171370_bmwogtbg_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupが完了しました(完了時間: 15-04-28)

[oracle@node01 2015_04_28]$ ls -alh
合計 3.4M
drwxr-x--- 2 oracle oinstall 4.0K  4月 28 00:29 2015 .
drwxr-x--- 6 oracle oinstall 4.0K  4月 28 00:03 2015 ..
-rw-r----- 1 oracle oinstall 3.3M  4月 28 00:29 2015 o1_mf_nnndf_TAG20150428T002927_bmwogrjy_.bkp

シングルセクションでusers表領域のバックアップを取得してみました。
もちろんバックアップセットのバックアップピースは1個のみです。

RMAN> BACKUP SECTION SIZE 1M TABLESPACE users;

backupが開始されました(開始時間: 15-04-28)
チャネル: ORA_DISK_1が割り当てられました
チャネルORA_DISK_1: SID=148 デバイス・タイプ=DISK
チャネルORA_DISK_1: フル・データファイル・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル・ファイル番号=00004 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/users01.dbf
1から128のブロックをバックアップしています
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-28)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-28)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_28/o1_mf_nnndf_TAG20150428T003109_bmwoky01_.bkp タグ=TAG20150428T003109 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01
チャネルORA_DISK_1: フル・データファイル・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル・ファイル番号=00004 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/users01.dbf
129から256のブロックをバックアップしています
チャネルORA_DISK_1: ピース2(15-04-28)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース2(15-04-28)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_28/o1_mf_nnndf_TAG20150428T003109_bmwokz3d_.bkp タグ=TAG20150428T003109 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01
チャネルORA_DISK_1: フル・データファイル・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル・ファイル番号=00004 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/users01.dbf
257から384のブロックをバックアップしています
チャネルORA_DISK_1: ピース3(15-04-28)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース3(15-04-28)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_28/o1_mf_nnndf_TAG20150428T003109_bmwol08k_.bkp タグ=TAG20150428T003109 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01
チャネルORA_DISK_1: フル・データファイル・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル・ファイル番号=00004 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/users01.dbf
385から512のブロックをバックアップしています
チャネルORA_DISK_1: ピース4(15-04-28)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース4(15-04-28)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_28/o1_mf_nnndf_TAG20150428T003109_bmwol1d6_.bkp タグ=TAG20150428T003109 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01
チャネルORA_DISK_1: フル・データファイル・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル・ファイル番号=00004 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/users01.dbf
513から640のブロックをバックアップしています
チャネルORA_DISK_1: ピース5(15-04-28)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース5(15-04-28)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_28/o1_mf_nnndf_TAG20150428T003109_bmwol2j1_.bkp タグ=TAG20150428T003109 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01
backupが完了しました(完了時間: 15-04-28)

Control File and SPFILE Autobackupが開始されました(開始時間: 15-04-28)
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/autobackup/2015_04_28/o1_mf_s_878171476_bmwol4f9_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupが完了しました(完了時間: 15-04-28)

[oracle@node01 2015_04_28]$ ls -alh
合計 6.8M
drwxr-x--- 2 oracle oinstall 4.0K  4月 28 00:31 2015 .
drwxr-x--- 6 oracle oinstall 4.0K  4月 28 00:03 2015 ..
-rw-r----- 1 oracle oinstall 3.3M  4月 28 00:29 2015 o1_mf_nnndf_TAG20150428T002927_bmwogrjy_.bkp
-rw-r----- 1 oracle oinstall 1.1M  4月 28 00:31 2015 o1_mf_nnndf_TAG20150428T003109_bmwoky01_.bkp
-rw-r----- 1 oracle oinstall 824K  4月 28 00:31 2015 o1_mf_nnndf_TAG20150428T003109_bmwokz3d_.bkp
-rw-r----- 1 oracle oinstall 624K  4月 28 00:31 2015 o1_mf_nnndf_TAG20150428T003109_bmwol08k_.bkp
-rw-r----- 1 oracle oinstall 944K  4月 28 00:31 2015 o1_mf_nnndf_TAG20150428T003109_bmwol1d6_.bkp
-rw-r----- 1 oracle oinstall  88K  4月 28 00:31 2015 o1_mf_nnndf_TAG20150428T003109_bmwol2j1_.bkp

次に1MB単位に分割してバックアップを取得します。
5つのセクションが起動し、それぞれがバックアップを取得しています。
取得後のファイルを見ると5つのバックアップピースが作成されています。
それぞれサイズが不揃いなのは未使用ブロックが圧縮されたことによるものらしいです。

増分バックアップでは、変更されたブロックを認識するために一度全部のブロックを読み込む必要があります。
そのため、バックアップにかかる時間は全体バックアップとそんなには変わりありません。
一方、10gからは「高速増分バックアップ」という機能が追加されました。
高速増分バックアップでは、変更トラッキングファイルというファイルが作成され、変更されたブロックのレコードがファイルに書き込まれます。
増分バックアップ時には、そのファイルを読み込むだけで、バックアップの必要があるブロックを認識できます。
そのため、従来より増分バックアップが高速になります。

高速増分バックアップは変更トラッキングを有効にし、トラッキングファイルの場所を指定することで有効にできます。

SQL> ALTER DATABASE ENABLE BLOCK CHANGE TRACKING
  2  USING FILE '/u01/app/oracle/oradata/track/tracking.dbf';

データベースが変更されました。


変更トラッキングファイルは最小サイズが10MBで以後、10MB単位で割り当てを行ないます。

SQL> SELECT filename,status,bytes
  2  FROM v$block_change_tracking;

FILENAME                                           STATUS                    BYTES
-------------------------------------------------- -------------------- ----------
/u01/app/oracle/oradata/track/tracking.dbf         ENABLED                11599872


変更トラッキングはv$block_change_trackingビューを確認することで有効になっているかがわかります。
BYTES列でトラッキングファイルに割り当てられているサイズを確認できます。

[oracle@node01 ~]$ ps -ef | grep -i [c]twr
oracle   15922     1  0 00:47 ?        00:00:00 ora_ctwr_orcl


また、変更トラッキングではctwrというプロセスを利用して、変更レコードをトラッキングファイルに書き込んでいます。

RMANにはバックアップの方法として全体バックアップと増分バックアップの2種類があります。
さらに増分バックアップには差分増分バックアップと累積増分バックアップの2種類に分かれます。

まず全体バックアップとは名前の通り、データの全てのブロックをバックアップする方法です。
リストアは全体バックアップのみがあれば充分です。
ただし、バックアップ時間はその他のバックアップ方法と比較して長時間になります。

一方、増分バックアップは変更されたブロックのみをバックアップする方法です。
差分増分バックアップと累積増分バックアップの違いは何を基準とするかです。
まず、差分増分バックアップは直前のバックアップ以降に変更されたブロックをバックアップする方法です。
一方、累積増分バックアップは直前の全体バックアップを基準として、変更されたブロックを累積してバックアップする方法です。

リストアに関しては差分増分バックアップは全体バックアップ+差分増分バックアップ+差分増分バックアップ+・・・という感じになるのに対して、
累積増分バックアップは全体バックアップ+累積増分バックアップという感じになります。
バックアップ時間は差分増分バックアップ<累積増分バックアップになります。

全体バックアップは増分バックアップの基準とする場合は「LEVEL 0」付与して行ないます。

RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 0 DATABASE
2> PLUS ARCHIVELOG DELETE ALL INPUT ;


backupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
現在のログがアーカイブされました。
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログ・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにアーカイブ・ログを指定しています

(中略)

backupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

backupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: 増分レベル0のデータファイル・バックアップ・セットを開始して います
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています

(中略)

チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_24/o1_mf_nnnd0_TAG20150424T212442_bmnfjcko_.bkp タグ=TAG20150424T212442 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:15
backupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

backupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
現在のログがアーカイブされました。
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログ・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにアーカイブ・ログを指定しています
入力アーカイブ・ログ・スレッド=1 順序=14 レコードID=12 スタンプ=877901099
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_24/o1_mf_annnn_TAG20150424T212500_bmnfjx48_.bkp タグ=TAG20150424T212500 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログを削除しています
アーカイブ・ログ・ファイル名=/flash_recovery/ORCL/archivelog/2015_04_24/o1_mf_1_14_bmnfjvby_.arc レコードID=12 スタンプ=877901099
backupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

Control File and SPFILE Autobackupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/autobackup/2015_04_24/o1_mf_s_877901102_bmnfjz4s_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupが完了しました(完了時間: 15-04-24)


差分増分バックアップの場合は「LEVEL 1」を付与してバックアップを行ないます。
「LEVEL 0」もしくは「LEVEL 1」以降に変更されたブロックをバックアップします。

RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 DATABASE
2> PLUS ARCHIVELOG DELETE ALL INPUT ;


backupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
現在のログがアーカイブされました。
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログ・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにアーカイブ・ログを指定しています
入力アーカイブ・ログ・スレッド=1 順序=15 レコードID=13 スタンプ=877901395
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_24/o1_mf_annnn_TAG20150424T212956_bmnft51x_.bkp タグ=TAG20150424T212956 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログを削除しています
アーカイブ・ログ・ファイル名=/flash_recovery/ORCL/archivelog/2015_04_24/o1_mf_1_15_bmnft3rw_.arc レコードID=13 スタンプ=877901395
backupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

backupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: 増分レベル1のデータファイル・バックアップ・セットを開始して います
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル・ファイル番号=00001 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/system01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00002 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/sysaux01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00005 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/example01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00003 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/undotbs01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00004 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/users01.dbf
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_24/o1_mf_nnnd1_TAG20150424T212958_bmnft6yx_.bkp タグ=TAG20150424T212958 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:16
backupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

backupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
現在のログがアーカイブされました。
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログ・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにアーカイブ・ログを指定しています
入力アーカイブ・ログ・スレッド=1 順序=16 レコードID=14 スタンプ=877901414
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_24/o1_mf_annnn_TAG20150424T213015_bmnftr0z_.bkp タグ=TAG20150424T213015 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:02
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログを削除しています
アーカイブ・ログ・ファイル名=/flash_recovery/ORCL/archivelog/2015_04_24/o1_mf_1_16_bmnftpjn_.arc レコードID=14 スタンプ=877901414
backupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

Control File and SPFILE Autobackupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/autobackup/2015_04_24/o1_mf_s_877901417_bmnftswo_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

差分増分バックアップの場合は「LEVEL 1」にさらに「CUMULATIVE」を付与してバックアップを行ないます。
「LEVEL 0」以降に変更されたブロックをバックアップします。

RMAN> BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 CUMULATIVE DATABASE
2> PLUS ARCHIVELOG DELETE ALL INPUT ;


backupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
現在のログがアーカイブされました。
チャネル: ORA_DISK_1が割り当てられました
チャネルORA_DISK_1: SID=25 デバイス・タイプ=DISK
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログ・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにアーカイブ・ログを指定しています
入力アーカイブ・ログ・スレッド=1 順序=17 レコードID=15 スタンプ=877901807
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_24/o1_mf_annnn_TAG20150424T213647_bmng70mf_.bkp タグ=TAG20150424T213647 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログを削除しています
アーカイブ・ログ・ファイル名=/flash_recovery/ORCL/archivelog/2015_04_24/o1_mf_1_17_bmng6z1f_.arc レコードID=15 スタンプ=877901807
backupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

backupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: 増分レベル1のデータファイル・バックアップ・セットを開始して います
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル・ファイル番号=00001 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/system01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00002 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/sysaux01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00005 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/example01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00003 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/undotbs01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00004 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/users01.dbf
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_24/o1_mf_nnnd1_TAG20150424T213649_bmng72hy_.bkp タグ=TAG20150424T213649 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:15
backupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

backupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
現在のログがアーカイブされました。
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログ・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにアーカイブ・ログを指定しています
入力アーカイブ・ログ・スレッド=1 順序=18 レコードID=16 スタンプ=877901825
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-24)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_24/o1_mf_annnn_TAG20150424T213706_bmng7m16_.bkp タグ=TAG20150424T213706 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01
チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログを削除しています
アーカイブ・ログ・ファイル名=/flash_recovery/ORCL/archivelog/2015_04_24/o1_mf_1_18_bmng7km2_.arc レコードID=16 スタンプ=877901825
backupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

Control File and SPFILE Autobackupが開始されました(開始時間: 15-04-24)
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/autobackup/2015_04_24/o1_mf_s_877901828_bmng7ny2_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupが完了しました(完了時間: 15-04-24)

RMANのバックアップには2種類の形式があり、一つがイメージコピー、もう一つがバックアップセットです。
イメージコピーはデータファイルとバックアップファイルが1対1で対応している形式です。
未使用ブロックを含む全てのブロックがバックアップ対象となり、圧縮や暗号化はサポートしていません。
また、保存先として指定できるのはディスクのみです。
バックアップセットはバックアップセットはデータファイルやアーカイブログをバックアップセットという一つの固まりにまとめる形式で、バックアップセットの中にバックアップピースという一個または複数個のファイルが存在しています。
バックアップセットは未使用ブロックを含まずにバックアップし、圧縮や暗号化をサポートしています。
また、ディスク及びテープへのバックアップが可能です。

イメージコピーはBACKUP AS COPY~で取得可能です。

RMAN> BACKUP AS COPY DATABASE;

backupが開始されました(開始時間: 15-04-23)
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーを開始しています
入力データファイル・ファイル番号=00001 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/system01.dbf
出力ファイル名=/flash_recovery/ORCL/datafile/o1_mf_system_bml14qx1_.dbf タグ=TAG20150423T234126 レコードID=2 スタンプ=877822896
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーが終了しました。経過時間: 00:00:15
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーを開始しています
入力データファイル・ファイル番号=00002 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/sysaux01.dbf
出力ファイル名=/flash_recovery/ORCL/datafile/o1_mf_sysaux_bml157cf_.dbf タグ=TAG20150423T234126 レコードID=3 スタンプ=877822908
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーが終了しました。経過時間: 00:00:07
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーを開始しています
入力データファイル・ファイル番号=00005 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/example01.dbf
出力ファイル名=/flash_recovery/ORCL/datafile/o1_mf_example_bml15gfw_.dbf タグ=TAG20150423T234126 レコードID=4 スタンプ=877822914
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーが終了しました。経過時間: 00:00:07
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーを開始しています
入力データファイル・ファイル番号=00003 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/undotbs01.dbf
出力ファイル名=/flash_recovery/ORCL/datafile/o1_mf_undotbs1_bml15okv_.dbf タグ=TAG20150423T234126 レコードID=5 スタンプ=877822918
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーが終了しました。経過時間: 00:00:03
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーを開始しています
入力データファイル・ファイル番号=00004 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/users01.dbf
出力ファイル名=/flash_recovery/ORCL/datafile/o1_mf_users_bml15rqc_.dbf タグ=TAG20150423T234126 レコードID=6 スタンプ=877822920
チャネルORA_DISK_1: データファイルのコピーが終了しました。経過時間: 00:00:01
backupが完了しました(完了時間: 15-04-23)

Control File and SPFILE Autobackupが開始されました(開始時間: 15-04-23)
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/autobackup/2015_04_23/o1_mf_s_877822922_bml15v27_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupが完了しました(完了時間: 15-04-23)


[oracle@node01 ORCL]$ ls
archivelog  autobackup  backupset  datafile  onlinelog
[oracle@node01 ORCL]$ cd datafile/
[oracle@node01 datafile]$ ls
o1_mf_example_bml15gfw_.dbf  o1_mf_undotbs1_bml15okv_.dbf
o1_mf_sysaux_bml157cf_.dbf   o1_mf_users_bml15rqc_.dbf
o1_mf_system_bml14qx1_.dbf


保管先を見ると表領域ごとにバックアップファイルが作成されています。

一方、バックアップセットはBACKUP AS BACKUPSET~で取得可能です。
ただし、「AS BACKUPSET」は省力可能です。

RMAN> BACKUP AS BACKUPSET DATABASE;

backupが開始されました(開始時間: 15-04-23)
チャネルORA_DISK_1の使用
チャネルORA_DISK_1: フル・データファイル・バックアップ・セットを開始しています
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにデータファイルを指定しています
入力データファイル・ファイル番号=00001 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/system01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00002 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/sysaux01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00005 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/example01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00003 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/undotbs01.dbf
入力データファイル・ファイル番号=00004 名前=/u01/app/oracle/oradata/orcl/users01.dbf
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-23)を起動します
チャネルORA_DISK_1: ピース1(15-04-23)が完了しました
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/backupset/2015_04_23/o1_mf_nnndf_TAG20150423T234417_bml1b2js_.bkp タグ=TAG20150423T234417 コメント=NONE
チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:25
backupが完了しました(完了時間: 15-04-23)

Control File and SPFILE Autobackupが開始されました(開始時間: 15-04-23)
ピース・ハンドル=/flash_recovery/ORCL/autobackup/2015_04_23/o1_mf_s_877823084_bml1bwho_.bkp コメント=NONE
Control File and SPFILE Autobackupが完了しました(完了時間: 15-04-23)

[oracle@node01 ORCL]$ ls
archivelog  autobackup  backupset  datafile  onlinelog
[oracle@node01 ORCL]$ cd backupset/
[oracle@node01 backupset]$ ls
2015_04_23
[oracle@node01 backupset]$ cd 2015_04_23/
[oracle@node01 2015_04_23]$ ls
o1_mf_nnndf_TAG20150423T234417_bml1b2js_.bkp


複数のファイルが一つにまとめられています。
また日付ごとにフォルダ分けされているのがわかります。

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