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2014年03月

データーコレクターセット作成からの続き

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作成したデーターコレクターセットを右クリックし、「開始」を選択することでデータの収集が開始されます。

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実行中です・・・
出力欄にログが出力されているフォルダが表示されます。

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また、開始されたデーターコレクターセットは同じように右クリックし、「停止」を選択することで停止できます。

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ログは日時ごとのフォルダに分かれて保管されています。
拡張子はblgです。

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ダブルクリックすると上記のようにパフォーマンスモニターに該当時間帯のパフォーマンスログが表示されます。

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また、ログの制御はデータマネージャーから行ないます。
該当のデーターコレクターセットを右クリックし、データマネージャーを選択します。
ディスクの空き容量、フォルダ数、ルートパスの容量などを監視し、制限に達した場合は大きいもの、もしくは古いものを削除することが出来ます。

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また、操作タブで追加ボタンを押すと・・・

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古いログをcab圧縮する際の設定を行なうことが出来ます。 

データコレクターセット(DCS)を利用することによって、パフォーマンスデータの収集やログの記録を1つのコンポーネントで行なうことが出来ます。
また、収集したデータはいつでも参照が可能です。

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データーコレクターセットを新規に作成するには、パフォーマンスモニターを起動し、「データーコレクターセット」→「ユーザー定義」を右クリックし、「新規作成」→「データーコレクターセット」をクリックします。

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データーコレクターセットの作成ウィザードが起動します。

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データーコレクターセットの名前を指定します。
また、データーコレクターセットにはテンプレートが用意されています。
ここで、テンプレートを使用するか、ゼロから作成するかを選択します。
今回はゼロから作成するを選択します。

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データーコレクターセットに含めるデータの種類を選択します。
以下のデータを含めることが可能です。

・パフォーマンスカウンター
・DHCPやDNSなどの各サービスのイベントデータ
・レジストリキーのエラー

また、パフォーマンスに閾値を設定し、イベントログに記録したり、プログラムを実行したりすることが可能です。

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パフォーマンスカウンターを選択した場合、記録するパフォーマンスカウンターの種類を選択します。
例ではProcessor Timeを追加しています。

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データの保存場所を設定します。
デフォルトではC:\PerfLogsに保存されます。

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データーコレクターセットを実行するユーザーの指定、作成後の処理を選択します。
完了ボタンをクリックで、作成が開始されます。

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データーコレクターセット(testDCS)が作成されました。

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プロパティからログの保存場所などを設定することが出来ます。 

パフォーマンスモニターを利用することによって、ディスク、CPU、メモリなどのパフォーマンス情報をリアルタイムに監視することが出来ます。

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パフォーマンスモニターのコンソールはサーバマネージャのツールから「パフォーマンスモニター」を選択することで起動できます。

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パフォーマンスモニターの初期画面です。

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「パフォーマンス」→「モニターツール」→「パフォーマンスモニター」の画面から、パフォーマンスのリアルタイム監視が行なえます。

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既定ではCPUの使用率が表示されていますが、左上の+ボタンから監視項目の追加を行なうことが出来ます。
パフォーマンスモニターの監視項目をカウンターと呼びます。
カウンターを寄せ集めたのが、カウンターオブジェクトです。

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左上からカウンターを選びます。
左下の「選択したオブジェクトのインスタンス」では監視対象を選択することが出来ます。
例えばディスクのどのボリュームを監視するかを選択することが出来ます。

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Cドライブのリード/ライトを監視するカウンターを作成しました。
OKボタンで確定です。

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グラフ項目が追加されました。 

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fsutilコマンドを利用することで指定したサイズのファイルを作成することが出来ます。
例えば10GBのファイルを作成したい時、以下の用にコマンドを実行します。

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fsutil file createnew ファイル名 サイズ

サイズは単位がbyteなので10GBは10*1024*1024*1024B=10,737,418,240Bと指定します。
ファイルの作成はほんの一瞬で終わってしまいます。

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10Gのtestfileが作成されました。

この方法を利用することでディスクやネットワークの性能試験や、使用率に関して閾値を持つ容量監視の確認などに使うことが出来ます。 

アプリケーションの開発やインフラの構築を行なっていると、たまに出てくる課題

CPUに負荷をかけたい
メモリを極限まで利用したい

そういう課題を解決するために色々な負荷ツールがありますが、MS純正のソフトもあります。

Tools To Simulate CPU / Memory / Disk Load - The Way I See It - Site Home - MSDN Blogs
 
CPU、メモリ、ディスクに負荷をかけてくれるツールです。

CPUSTRES.exeというツールはCPUに負荷をかけてくれるツールです。
 
ILMT_149
ILMT_150
ILMT_151

利用するthread数や、優先度、負荷の強さなどを指定できます。
各threadのActiveチェックボックスにチェックを入れると負荷が始まります。
チェックを外すか、ツールを終了するかで負荷が終了します。

testlimitツールはメモリに負荷をかけるツールです。

・実行前
ILMT_153
 ILMT_154

・実行後
ILMT_155
ILMT_156

ツールはコマンドラインからパラメータを指定して実行します。

testlimit64.exe -d -c (メモリ量)GB
例えば上記のように実行すると、指定したメモリ量だけ消費されます。
 

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